人気ブログランキング | 話題のタグを見る

惜しみない努力に              もっと光を


by venuscolor
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

拝啓 黒田博樹様

昨日の野村選手の引退試合に先発出場した黒田さん。
9日間で3度の登板と、殺人的なローテでのマウンドとなりました。
いつも飄々(ひょうひょう)とした面持ちでマウンドに上がる黒田さんですが、
昨日もいつものそれとなんら変わりはありませんでした。
本人にとっては単独の最多勝がかかった最終試合。
チームにとっては野村選手・澤﨑投手・幹英投手・松本選手の引退試合、
新井選手のホームラン記録がかかった試合、そして山本監督の最後の試合。
対する横浜は、ここまで防御率・奪三振ともに1位、実質No.1ピッチャーの
三浦大輔投手が先発。
文句のつけようがない条件が揃った舞台で、オトコ黒田が熱投しました!

以下長文。
なんか、だらだら書いてたら長くなっちゃいました。
私が「のまネコ」にキョーミがないのと同じくらいつまらないと思います(爆)
えぇっ?のまネコと比べられてしまった黒田さん…



立ち上がりの投球を見て「あ… なんか今日よくないカモ…」と思ってしまった私。
球が定まらない。外への外し方も甘いし、全体的に球が高めに浮いている。
どうも「すっぽ抜け感」があるし、う~… これはよろしくない。
案の定、1,2回と1点ずつを取られてしまいました。
しかし2回ウラ緒方選手のHR、3回ウラ倉選手のHRで2-2の同点に。
打線の援護を受けてなんとかこのまま押さえたい!
その後一旦は、いつもの調子を取り戻して落ち着いたピッチングをします。
特に4回オモテ、野村選手がキャッチしショートゴロに打ち取った時に、
野村選手とグラブを付き合わせたガッツポーズ、一瞬だったけどステキだった~(壊)
あの時は野村選手もすばらしかった!
これぞプロ野球、というプレー。球場のボルテージも一気に上がりました。

しかし… そこからまた黒田さんのピッチングに黄信号が点ります。
5回オモテにもタイムリーを浴び、3-2。
「え~っ… お願い、がんばって!」もう、祈るしかありません。
え~ん、心は市民球場に行っているのに、なぜ私の願いは届かないのかしら…
10月も12日だというのに、黒田さんの顔から大粒の汗がポタポタと
マウンドを濡らしています。
(とりあえず汗フェチの私はここで一旦死亡。ステキすぎる…)

実況、一時中断(笑)
黒田さん、人一倍汗っかきのようで、よくロッカールームに消えることがあるので
きっと2~3回はアンダーシャツを着替えているんでしょう。
ベンチに下がるたびに、後ろ端にドカッ!と腰を下ろして、真っ白なバスタオルで
汗を拭うその姿は、もう犯罪に近いですね… (オマエ何見てんだよ)
そのほかの黒田さんの魅力は…
 ○ピッチング姿 ←殺人的にかっこいい
 ○中途半端に半開きの口 ←虫、入るよ
 ○キュッとしまった大きなお尻(爆) ←活躍しているプロ野球選手は
                         みんなお尻が大きいんですよ♪
 ○めっちゃ関西弁なところ ←大阪人ですから
 ○ビミョーにクセッ毛なところ ←かわゆい
 ○目がちっちゃいのにオトコマエなところ ←サイン見えてる?
                            たまに「え?」ってする顔がかわいい
                            (やっぱ見えてないんじゃん?)
 ○八重歯 ←でも笑ってるトコほとんど見たことない
 ○舌ったらずなところ ←ペタペタ喋るカンジ(ペタペタって何)
 ○ゴルフ ヘタなところ ←プロ野球選手ってゴルフうまいのに
 ○たぶん親バカ ←よくスーパーとかで、夏場にTシャツと短パン、
             サンダル姿でちっちゃな赤ちゃんを抱っこしている
             すごく頼もしくてかっこいい、おっきなお父さんって
             いるじゃないですか?お父さんがおっきくて
             頼もしいから赤ちゃんが余計小さく見える、
             みたいな。あんなカンジ(勝手に想像するな)
             アタシも抱っこしてぇ~(問題発言)
 ○実は意外と尻に敷かれてそうなところ ←誰がそんなこと言ったの;

…軌道修正します(汗)
C2-3YBで迎えた8回オモテに、ついに4点目を取られ…
その時点で「あ… 今日ダメだ…」と思ってしまいましたね。
もう、球が全然集まってきてない。投球数は決して多くなかったのに
(黒田さんは8回の時点で107球。一方、横浜の三浦投手は5回途中の時点で
すでに100球を投げていました)、やっぱり9日間で3回の登板、
加えてプレッシャーも大きいこの舞台、さすがの黒田さんもナイスピッチングとは
いかなかったよう…

そして結局、その後最後まで打線の援護をもらえずに試合はC2-4YBで終了。
9回、またしても”完投負け”を期してしまった黒田さんでした…
ミスター完投、ここにあり。
てゆーか、もぉ、打線!こらぁっ!
クリーンナップ、何をやっとんじゃぁ!
嶋、新井、前田の3人、昨日ノーヒット…
3×4=12タコでっせ!どうなっとんかいね… まったく。

でも私は、黒田さんの完投を本当に立派だと思いました。
4失点ながらも最後まで投げ抜いたその雄姿。
私は、真のエースとしての姿をそこに見ました。
勝つためにチームの戦略が変わってきているのは事実だし、
選手の負担を軽くするためにも中継ぎは必要。
でもやっぱり、私にとって、ピッチャーの魅力って
 ・完投数
 ・防御率
 ・奪三振
この3つなんですよ。考え古いかもしれないけれど…
一試合を最後まで投げ抜くその姿は無条件にかっこいいし、
やっぱり、途中で交代するよりは最後まで投げ切って欲しいんです。
だから私は黒田さんの投げる姿が大好きだし、
昨日は三浦投手も完投、やっぱりすごいと思いました。
セ・リーグを代表するエースの一騎打ちでしたもん。
理由なんかありません。かっこいい。

それで、ちょっと話がそれますが、先日も書いた沢村賞のお話。
結論から言うと、おそらく沢村賞は三浦投手に行きそうなカンジ…?
まぁ、素人目だから分かりませんし、パ・リーグの投手はあまりチェックして
いないですからねぇ…

        三浦        黒田
勝数     12(4)      15(1)
完投     10(2)      11(1)
投球回数  214.2(1)   212.2(2)
防御率    2.52(1)     3.17(2)
奪三振     177(1)     165(3)   カッコ内は個人順位

こんなカンジです。
総合すると、あきらかに三浦投手のほうが結果を残していますから…
勝負の世界ですから。仕方ないですかね…
これにパ・リーグ候補がいるとしたら、ソフトバンクの杉内投手か、
西武の松坂くんあたりでしょうかね…
もともと沢村賞はセ・リーグの投手が対象でしたから、そういう意味でも
三浦投手が有利なのかな… 今はあんまりカンケーないかな…

でも結局まとめちゃいますと、
黒田さん、あなたこそが本当の「エース」です。
少なくとも、私はそう思います。回りはどう思っているか知りませんが。
圧倒的な存在感を放っています。オーラすごいです。
「エース」という言葉が一番よく似合います。
今シーズンのこの悔しさを、ぜひ来季にぶつけてほしい。
カープの一員としてね。
チームの選手会長として、セ・リーグのエースとして、
そして私たちファンのために、来季もオトコ黒田博樹を魅せてください。
もちろん、オフ中もずっと応援していますよ!

シーズン最多勝利投手、おめでとう!
そしてどうか、黒田さんに沢村賞を…

by venuscolor | 2005-10-14 01:32 | Sports