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惜しみない努力に              もっと光を


by venuscolor
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野村選手 お疲れ様でした

黒田さんのことは日をあらためて書くこととして、
今日は野村選手現役最後の試合でした。

1番ショートスタメン出場。
守備も、打撃も、とても光っていました。
とても、今日で引退する選手とは思えないほどすばらしかったです。
まだまだできるんじゃないの…?と思ってしまいました。

始まりがあれば、必ず終わりもやってきます。
その「終わり」をいつにするのかは、自分が決めること。
これはすごい勇気だと思います。
以前知り合いが言っていたことがあります。
学生の頃は、みんな一斉に卒業(終わり)を迎えるけれど、社会に出てからは
終わりを決めるのは自分。
(今は、リストラとか色々あることはありますが…)
自分が「最後の日」でも、回りは普段通りの毎日。
そんな光景を見ると寂しくなる、と。
私はこの言葉をよく思い出します。
退職の挨拶に来てくれる人を見ていても、「終わり」を迎えたのはその人だけで、
社会はいつもと同じ時間を刻んでいるんです。
今日、野村選手もそんな想いだったのでしょうか…
それともまだ、実感はないでしょうか。
先日、元巨人の江川さんがこんなことを言っていました。
「引退したばかりのときはみんなシーズンオフで一旦ユニフォームを脱ぐので
実感がないんですが、これが年が明けて春季キャンプが始まると、
また自分もキャンプに参加してしまうような錯覚に陥るんです。
でもチームメイトがキャンプをしているときに自分はもう参加するって
いうことはなくて。その時に初めて『自分はもう野球を辞めたんだな』と
寂しくなるんですよ。」と。
野村選手も、そんな気分なのかもしれませんね…

試合は負けてしまったけれど、こんなに感動した負け試合は
初めてだったような気がします。
野村選手の引退セレモニー、もう涙が止まりませんでした。
「野球って、いいもんだぞ!野球って、楽しいぞ!」と、球場に駆けつけた
子どもたちに最後に大きく胸を張って呼びかけていました。
きっと、球場も涙、涙だったでしょうね。
もし私が球場にいたら、それはそれはもう号泣どころの騒ぎじゃなかった
と思います。
(常に参加型の私。笑。)

野村選手、17年間の現役生活お疲れ様でした。
まずはゆっくりと休んで、そしてまたプロ野球界に戻ってきてください。
今度はコーチ、そして監督という立場からプロ野球を支えていってください。
感動をありがとう!

by venuscolor | 2005-10-13 01:39 | Sports