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by venuscolor
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ローレライ(ややネタバレあり)

やっっっと観に行きました。ローレライ

―あらすじ―
広島に落ちた原子爆弾が大戦の終局を告げようとしていた1945年。海軍軍令部の浅倉大佐は、さらなる原爆投下を阻止すべく、最後の作戦を実行に移す。切り札はドイツ軍から接収した戦利潜水艦・伊507。浅倉は長く現場を離れていた絹見少佐を伊507の艦長に抜擢し、原爆を積んだ戦闘機が離陸するテニアン島への奇襲攻撃を命じる。それは無謀な任務に思われたが、伊507には“ローレライ”と呼ばれる特殊な敵艦探知システムが搭載されていた。そんな矢先、今度は長崎に原爆が投下。そして第3の標的となったのは首都・東京だった。


まず。
俳優陣の演技はすばらしい。特に役所広司、堤 真一、柳葉敏郎。
役所さんは本当に、カリスマ的存在といってもいいくらいだと思います。
「笑の大学」で喜劇役者全開だったあの人が、本作ではもう鳥肌が立つくらい
セリフの一言一言に重みと厚み、人間の深さを表現していて、それだけで観る価値は
あるかも知れません。
そして、私的には佐藤隆太がかなりよかったです。
え~っ?と思う人も多いと思いますが、私は彼の演技、好きです。
特に、彼の笑顔には屈託のない、まっすぐで純粋なものを感じるんですよ。
本作での彼の最期のシーンには泣けました…



想像以上に映像が残念な仕上がりでした。。。 ほんと、もったいない。
まず、初っ端からCG全開で、それでもう萎えました。
CG使うなとは言わないけれど、ちょっと使いすぎ&ベタ過ぎ…
CGにお金かけるくらいなら、「海猿」みたいに実際に海に出たほうがよほどいい。
それに、そもそもあんなに海上のシーン出す必要ないと思います。
もっと、船の中での物語に執着してほしかった。
ベタなCG使うくらいなら、出さないほうがいいです。
あと、戦争中という設定のわりには穏やか。
罰則がトイレ掃除とか(爆)
戦争映画独特の、ドロドロした日本の独裁制が表現しきれていなかった…

あ~。役者さん&物語的にはすごくよかったのに
映像とドロドロ感に欠けていたのが本当にもったいなかったです。

おススメ度:★★★☆☆+★1/2
by venuscolor | 2005-04-02 01:55 | Movie & Drama